これは、先週「はまきた食育の会」の研修旅行で訪れた醤油屋さん。
掛川市横須賀の「栄醤油醸造」さんです。
これは、巨大な木桶。
うっかり足を滑らせたら大変。
人がすっぽりと沈んでしまうくらいの、大きな桶に、
醤油の原料の諸味が熟成されています。
大豆を蒸したり、小麦を炒ったり・・・
道具は全て昔のまま。
今どき大丈夫なの?
と言ってしまう位の、
全くオートメーション化されていない工場内。
醤油色に染まった布が、たくさん干してありましたが、
布で醤油を漉しているのです。
この、醤油作りの工程を、
一つ一つ丁寧に、熱く説明していただき、
一見時代遅れのような製法こそ、
本物なのだ!と納得できました。
何でも機械化され、大量生産し、
本物の味がどんどん失われていく中で、
200年もの間、時代に流されることなく製法を受け継いで来た・・・。
すごい事ですよね。
この時代になって、
その信念がきらめいてきているのではないでしょうか?
新しいものが全て良いのではなく、
これこそ!と思えるものは、伝えていかなければいけないのですね。
お土産に買ってきた醤油・・・じっくり味わってみたいと思います。